ブレスオブザワイルドの世界はデフォルメと省略が詰まっているのではないか

ゴーゴーダケとリンクのサイズ比較(ブレスオブザワイルド) アイテム

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドはゲームなので、多少のデフォルメや省略があります。今回は私が感じたデフォルメ・省略ポイントを語ってみたいと思います。

サイズ感のデフォルメ

ゴーゴーダケとリンクのサイズ比較(ブレスオブザワイルド)

基本的には、ブレスオブザワイルドの背景やアイテムはリアルに描写されています。家や動物、武器のサイズ感についても、現実的な範囲内です。

ただし、フィールドで取得できるようなアイテムのサイズは確実にデフォルメされています。

ゲームのプレイ中はもちろん違和感はないのですが、よく見るとゴーゴーダケはリンクの体くらい大きかったり。 くらいのサイズだったり。これを実際のキノコくらいのサイズにしてしまうと相当見づらいので、必要なデフォルメであり、最小限の違和感に抑えられているのが見事です。

ちなみにハイラル全体のサイズに関しても、デフォルメ……というかプレイしやすいサイズ感にしてあると聞いたことがあります。リンクが移動できるマップのサイズは、実際の京都市くらいの大きさにしているんだとか。

参考:発売直後の『BotW』開発者インタビュー「プレイしているすべての人へ」(2017年5月号より)

数の省略

ブレスオブザワイルドのハテノ村

ゲーム中の「数」についても省略をしているのではと個人的には考えています。

例えば村人。どの村も数十人ほどの住民がいますが、画面の制約の関係で描かれていないだけで実際には他にもたくさんの村人がいるのではないか、というのが私の仮説です。

ゲーム内で全員に話しかけようと思ったら多くて大変に感じますが、現実的に考えると数十人規模の村はかなり小さいです。大厄災からも時間が経っていて、各村もそれぞれ安定してきているはず。住民の数がもっと多くないと逆に不自然です。

ということで、画面上は省かれているけど実際にはハイラルの人口はもっと多いのではと思います。

グラフィックの省略

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド・ハテノ村の家の内装

キャラクターのグラフィックなどもアニメっぽくデフォルメされていますが、「描写自体を省かれている」というデフォルメもあるのではと思っています。

例えば、家の中のトイレやお風呂場など。どの村の家にも、山小屋にも、ハイラル城でも見当たりません。以前プレイしたテイルズオブリバースというゲームでは部屋にお風呂場があったので、ブレスオブザワイルドを始めたときは「あ、お風呂ないんだなぁ」と思っていましたが、普通に考えたらまあそんなことはないよなと。笑 単にブレスオブザワイルドの世界では「グラフィック的にはトイレやお風呂場は省略しよう」と決められたのかなと思います。

どの村にもお風呂がないのでお風呂のタイプの見当がつけづらいのですが、きっとこれも場所によって大きく違いそうですね。リト族は村のふもとの池でばばっと行水してそうだし、ゲルド族は(街には水は豊富にありそうだけど)水は貴重だからタオルで体を拭くだけかもとか、カカリコ村は五右衛門風呂ありそうとか、これはこれで妄想の余地があって楽しいなと思ったりしました。

おまけ:馬のデザインは逆デフォルメ

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの馬

ブレスオブザワイルドの世界には鳥やキツネなど数種類のデザインがある動物が多く存在しますが、中でも馬の種類の多さは別格です。色も柄もバリエーションがとても多くて、謎の愛を感じます。このゲームの中でも馬は重要なファクターだということがわかりますよね。

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