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こんにちは、ゴン(@GonYottela)です。
私は今までに4回TOEICを受験しており、525点から930点までを渡り歩いてきました。
TOEICを受験する方の参考にと、各スコアでの私のできること・できないことをまとめてみました。
もちろん個人差はありますが、一つの目安になれば幸いです。
目次
TOEIC 初受験:525点
【受験時の状況】
高校3年時に受験。
TOEICの知識が不足していて、試験の対策をしようという考えはなかったのでぶっつけ本番でテストを受けました。
もちろんリスニングもほぼわからなかったし、リーディングパートは最後までたどり着きませんでした。
むしろ質問文の意味さえわからないこともありました。
選択肢の半分以上意味がわからないと消去法も使えず… いわゆる、大半が「塗り絵」になってしまいました。
当時の勉強方法
- 基本的には学校での勉強だけ
- 文法や単語中心
- リスニングやリーディングはあまりせず
- 発音記号を勉強し始める
元々英語は好きで、得意な方ではありました。
「発音がいいとカッコイイ」と思ったので、発音記号はこのあたりから学び始めていました。
- 現在進行形・現在完了形など基礎的な文法の理解
- 中学・高校の教科書に出てくる頻出単語はだいたい覚える
- 不規則動詞の過去形・過去分詞形をおさえる
- 覚えられない単語はどうしても覚えられない
- リスニングはめちゃめちゃ緊張する、はっきり聞こえない
- 「Apply for~」などの熟語(動詞+前置詞の組み合わせ)を覚えるのが苦手
TOEIC 2回目:720点
【受験時の状況】
2回目の受験は就活前の大学時代に。
履歴書に書くために嫌々受けました。(緊張でドキドキするので好きじゃなかった)
大学で英語を勉強し続けていた甲斐もあり、一応スコアを伸ばすことはできました。
しかし相変わらずリスニングパートは聴こえないところも多いし、リーディングパートも全部終わらないし、「720点の実力があるとは思えない…」というのが実感でした。
当時の勉強方法
- 授業や課題でのリーディング中心
- 文法や単語は特に強化しなかった
- リスニングは相変わらずあまり練習せず
- 発音記号を覚えた
いかんせん記憶があいまいなのですが、今回も試験勉強はあまりしていなかった気がします。
過去問題集や模試を受けるのも緊張して嫌だったという、超消極的な姿勢でした。
発音記号を見て発音できるようにはなりましたが、それだけではあまりリスニング力はアップしませんでした。
というわけでリスニングが相変わらず苦手で、スピードが速い部分・冠詞や前置詞などの短いフレーズの部分はごにょごにょとしか聞こえません。
- 関係詞(that / which / whoなど)の使い方がなんとなくわかってくる
- 発音がよくなり、音読はスムーズになった
- 英米文学科の授業のおかげで語彙は少し増えた
- 英文は「ニュアンスで読む」ことが多く、解釈もだいたい間違っている
- 長文を読むのに非常に時間がかかっていた
- 英会話の練習はしていなかったので定番の表現すら話せない
TOEIC 3回目:850点
【受験時の状況】
当時、アメリカ人の夫と結婚した後で、アメリカへの移住を控えていました。
「英語で仕事をするなら860点くらいないと」と聞きかじったので、働くかどうかは未定でしたが念のため受験。
ここへきて初めてちゃんとテスト勉強をしました。目標を持つのは大切ですね。
まあその目標には10点足りませんでしたが、やはり今回も850点が取れるような手応えはなかったので、ラッキーだと思っています。
当時の勉強方法
- ネイティブと英会話をする
- 模試のドリルを繰り返し解く
- 頻出単語はイラストと一緒に覚える
- 問題と回答を音読する
- リスニングCDをゆっくり聴いたりシャドウイングしたり
ネイティブの夫との日常会話で、基礎力がかなり上がりました。
この当時のTOEICの勉強は、3回分の模試に出てくる英語が全部わかるようになるまでやりこむ! という方針でやりました。
今ならわかりますが、3回分じゃ到底カバーしきれません。
とにかくもっと過去問などを解いて、パターンやバリエーションに対応できるようにすべきだったと思います。
- 英会話の基礎表現が身につく
- 動詞の語尾の変化・a / the などの聴き取りの精度が上がった
- TOEICのテスト形式に慣れ、緊張は減った
- まだ長文を試験時間内に読み切ることができない
- 文章の切れ目がわからないことがある
- Part 5 の文法問題の正答率が低い
TOEIC 4回目:930点
【受験時の状況】
アメリカに約1年住んだ後、また日本に戻ってきていました。
日本で見つけた新しい仕事で少し英語を使っていたので、どうせならTOEICで900点台を取ってみたいと思い受験。
当時の勉強方法
- パートごとの参考書で集中特訓
- リスニングの速度を上げて聴く
- 模試の回数をこなして知っているパターンを増やす
- 単語帳は使わず、問題を解いて語彙を増やす
アメリカでは、語学学校に通ったり積極的にネイティブスピーカーと話すということはなかったのですが、1年間日常的に英語を聞くだけでも英語力の底上げに繋がった感じがあります。
今回が一番真剣に、そして効果的に勉強ができたと思います。通勤時間や休み時間、寝る前などに参考書を読む生活を2ヶ月くらい続けました。
特に効果があったと思ったのは、以下の練習です。
時間を計って問題を解く
TOEICで高得点を狙うなら、タイムマネジメントが必須です。
リーディングパートでは「1問あたり〇分で解く」などの目安があるので、その時間内で解けるようにする特訓&時間を過ぎたらあきらめて次の問題に進む特訓をしました。
速度を上げて聴く
リスニング音声を遅くして聴きとれるようになったら、次は逆にスピードを上げて聴きます。
そうすると耳が慣れて、実際の速度を聴いたとき遅く感じます。ドーピング効果は長くは続きませんが、心に余裕ができます。
とにかく模試を解く
やはり模試嫌いなので今回も3回くらいしか解きませんでしたが、完全にもっと解いた方がいいです。
たぶん、模試すればするだけ点は伸びます。というか、模試を解くと解答の反応速度が上がる気がします。ぜひ。
- リーディングの読み間違いが減った
- 関係詞がつながる箇所が深く考えず理解できるようになった
- 時間内にギリギリ全問解答できるようになった
- 以前よりクリアに聴きとれるようになり、リスニングに自信がついた
- TOEICに特化した語彙が増えた(ビジネス英語)
- 相変わらず会話がスムーズにできない
- 相変わらず覚えられない単語は覚えられない
- ひねくれた長文は一回ですっと理解できない
- リスニング中知らない単語が出てくるとついていけなくなる
- 男性の低音イケボが聴きとりづらくて苦手
- ビジネスではまだ使えなさそう(実戦不足)
まとめ
- ネイティブとの英会話で基礎力が上がる
- TOEICの勉強でスコアが上がる
- 英会話もTOEICも実戦形式が一番
- 目標がないと勉強にも身が入らない
アメリカ人の夫との会話が日常的になって、全体的に集中力が長くもつようになりました。
リスニングでは、より大きな塊で理解できるようになったり。
リーディングでは、流れを整理しながら読めるようになったり。
できるようになったことは増えましたが、まだ英会話が苦手です。
理由ははっきりしていて、「アウトプット」が足りていないから。
TOEICでは930点を取ることができましたが、英会話の練習が足りていないので、日常会話程度しか話すことができません。
個人的には900点台の人は皆ビジネスレベルの英語が話せるものだと思っていましたが、まあ実際は違います。
話せるようになりたい人は(できればネイティブとの)英会話の練習を、
TOEICでハイスコアを取りたい人は過去問をとにかく解きましょう。
英会話もTOEICも実戦形式が一番効果的です。
自分のやりたいこと・目標をはっきりさせて、ぜひ英語力向上に励んでください!
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