先日、このブログに中傷コメントがきました。

あまりにひどい部分は伏字🙄
在日や右翼に関する記事は書いていないので、完全なる通り魔的コメント。
普段なら速攻削除するのですが、お金がほしすぎて
と思いつき、弁護士さんに相談してみたので情報をまとめてみます。
目次
ブログに中傷コメントがきて、損害賠償を請求できる場合
まず、訴えてお金がゲットできそうなコメントと望み薄なコメントをお伝えします。
明らかに自分に向けられた悪意ある 複数 の中傷コメントがきたとき(犯人特定の可能性が上がるため)
スパム的な無差別中傷コメントが 1回のみ きたとき(犯人の特定が難しいため)
弁護士さんからの返答と、ネットで自分なりに調べた情報をまとめると、上記のような結論になりました。
今回の場合、
- 「殺すぞ」という脅迫があった
- IPアドレスがすでにわかっていた(Wordpressだとコメント投稿者のIPアドレスが表示される)
という条件だったので ワンチャンお小遣いあるかな……!?😇 と期待してましたが、どうみても「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」的なコメント。
しかも、弁護士さんに依頼してIPアドレスを調べてもらっても、 ネットカフェなどからの書き込みだった場合犯人が特定できないこともある そうです。
今回は通り魔的中傷コメントだったし、正直私に不利益はなかったし、「60万円前後請求できるかも」と言われ揺らぎましたが、犯人を特定できず徒労に終わりそうだったので訴えるのは見送りました。
ブログに誹謗中傷コメントがきたときにとる行動
では、中傷コメントがきたとき、具体的にどういう対処をすればよいのでしょうか?
弁護士さんの回答内容と自分で調べた情報をめちゃめちゃ簡潔にまとめてみました。
どう動けばよいかわからなくて戸惑っている人の参考になれば幸いです。

ブログに中傷コメントがきたときにとるべき行動を、とっっってもシンプルにフローチャートにしてみました。
(※ 一例です。実際の手順は弁護士さん等の指示に従ってください)
参考:
弁護士費用や裁判費用を相手に請求できる(負担させる)ケースとは?|弁護士費用保険の教科書
ネットでの誹謗中傷!書き込んだ人物を特定するための手順|咲くやこの花相談室
① 中傷コメントが来たら無視か訴訟か判断
前述のように、
- 1回のみのスパム的無差別中傷コメント → 削除
- しつこい中傷コメント・命の危険を感じさせるようなコメント → 訴えよう!
という方向でよいと思います。
② 中傷コメントは保存しよう
訴えて損害賠償を請求してやるぞ! という方向で気持ちが固まったら、まずは コメントを保存 しておきましょう。
このブログは、コメントがきたら私が承認しないと反映されない設定になっています。
コメントが「不特定多数の者が閲覧できる環境」にないと訴えられない?ようなので(すみません詳細不明です)、コメント承認制にしているひとはひとまず承認してください。
その後、 スクリーンショット や PDF として、コメントが投稿されたページのURLがわかるように保存しておいてください。
③ 直接的な犯罪に発展しそうなら警察に相談を
- 自分の家の住所を知っていそうな口ぶり
- 犯罪予告をしている
- 悪質なコメント
など、中傷コメントの内容が特にひどい場合は、迷わず 警察にも相談 してください。
各県の窓口はこちらで調べられます。↓
④ まずは無料で弁護士に相談してみる
メール相談無料・初回相談無料 で受け付けてくれる弁護士事務所が多いようです。
「これは慰謝料とれるのかな……??」とあれこれ悩む前に、まずは状況を説明して次の一手のアドバイスをもらうのがよいと思います。
参考:
私はこのあたりのサイトを利用させてもらいました。
問い合わせフォームからすぐ相談を送れたので手軽&便利でしたよ◎
とりあえず2件の事務所に問い合わせを送りましたが、どちらも1日以内に返信がきて迅速な対応をしていただきました!
⑤ 弁護士に発信者情報開示請求をしてもらう
犯人がコメントを書きこんだ時に使ったプロバイダに対して、「 犯人の情報をください 」とお願いする手続きです。
弁護士を通さなくても請求手続きはできるそうですが、めんどくさそうなので、「自分で請求してブログ記事にしてやるぜ~!」というガッツがある人以外は素直に弁護士さんにお願いするのがよいと思います。
そして、ここで犯人の身元が割れないと、損害賠償請求できないエンドを迎えます(´Д`)
無料相談の段階では、IPアドレスだけで確実に犯人が特定できるかどうかの判断は難しいように思います。
発信者情報開示請求の手続きをお願いすると費用が発生するので、その前に本当に訴訟するかどうかを決めておかないとですね。
ちなみに、だいたいのIPアドレスは3ヶ月程度で変わってしまうそうです。
目安として、書き込みがあってから1ヶ月以内には訴訟への行動を起こした方がよいとのこと!
⑥ 内容証明郵便を送る
無事犯人の氏名と住所が開示されたら、その相手宛に 内容証明郵便 を送ります。
平たく言うと、「中傷コメントしたでしょ! 裁判で訴えるよ! 損害賠償を請求する! 示談でもいいよ!」的なことを伝えるお手紙です。
弁護士さんにお願いするか、またはこれも自分で書いて送ることができるようです。
これで相手が示談に応じてくれた場合、裁判を起こさず慰謝料の支払いが得られるエンドになります。
できればここを目指したいですね。
⑦ いざ裁判
相手が示談に応じなかった場合、裁判になってしまいます。
たいていのケースでは相手が一方的に悪いはずなので、ほぼ勝つんじゃないかな……と思いますが、勝てば晴れて損害賠償請求、万が一負けたらブログネタにしましょう。
ちなみに、損害賠償を請求した場合でも「 約束を守らない 」「 そもそもお金がない 」とかで支払われず、結局赤字になって終わるというパターンもあるようです。
さらにちなみに、私は現在アメリカ在住。
裁判出れないじゃんと思って「代理人として家族に出廷を頼めるんですか?」と弁護士さんに聞いてみたところ、「 代理人は弁護士などの法律家に限られます 」とのこと。
これも今回諦めた理由のひとつでした。
海外から訴訟するのはハードル高めですね(´Д`)
番外編:弁護士なしでの裁判 = 少額訴訟という手もある
弁護士さんにお願いするお金はないから全て自分で手続きをしたい!! という人には 少額訴訟 という制度があります。
60万円以下の金銭請求でしか利用できないという訴訟です。
一般的な裁判よりも短期間で決着するようなのでさくっと終わらせたい案件にぴったりですが、そもそも相手が特定されてないと訴訟を起こせないので、今回のような通り魔的コメントには使えなさそうなのが残念ですね……
ブログに中傷コメントがきたときの対処 まとめ
中傷コメントがきたら、まずは
「 無視するべきコメントか? 」
「 訴えてお金がとれるコメントか? 」
を確認してみましょう。(まぁお金のためじゃなくて名誉のためでもいいんですが。笑)
訴えたい!と思ったら、まずは コメントを保存 。
そして 警察 や 弁護士 に相談。
あとは 示談 か 裁判 で話をつけましょう。
正義の鉄槌が下りますように!
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