「相対音感」って聞いたことありますか?
相対音感(そうたいおんかん、英語: relative pitch)は、基準となる音(純音および楽音)との相対的な音程によって音の高さを識別する能力である。
具体的な例としては、Gメジャースケール(ト長音階)を絶対音感の人はG、A、B、C、D、E、F#と実音で捉えるが、相対音感の人はこれをド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シや音度記号などのような階名(移動ド)で、主音の音名が不明な長音階と捉えるという違いがある。
出典:Wikipedia – 相対音感 より引用
簡単に言うと、「曲を聴いたらドレミでわかる」という感じですね。
実は私にも軽い相対音感があって、こんな感じのハーモニーを作れたり簡単な耳コピができたりします。
前にYoutubeで見たかっこいいやつを真似したく! pic.twitter.com/VKQlJatDed
— ゴン@タダ働き企画中 (@GonYottela) 2018年9月6日
完璧ではないのですが、相対音感を持つ私のできること・できないことをまとめてみました。
ひとつのサンプルとして読んでみてください。
目次
相対音感があったらできること(私の場合)
私の場合のできることをご紹介します。
簡単な曲をドレミで歌える
たとえば……
ミ・ミ・ド! ラララシド・ラ・レ~ミレ・ド・シ・ラ・ソ♪
ド~ドド~ソソ~ファミレレミ~ファミ~レド~♪
ミミレド・ミ~ミソミラソミレ・ミミレド・ミ~ミソミラシラソミ♪
こんな感じで、曲を階名(ドレミ)で歌うことができます。
試してみたら、初めて聴く曲でも階名がわかりました。
私の場合、まず曲が長調か短調かを考え、そのベースになる音(ドまたはラ)からどのくらい離れているかでそれぞれの音を判断しているのだと思います。
コードをなんとなく分解できる
歌を聴いて「この部分はこういう音が合いそう」という音を重ねていくと、最終的にそれらしいコードになったりします。
先日SINGという映画を観たわけですが
実はめちゃめちゃはまっていまして
劇中の曲が名曲ばかりでして
一日中リピートしたい気持ちを抑えて
ブログを書いたりしておりますThe way I feel inside は映画冒頭にアカペラで歌われてます( ˘ω˘ )ステキ pic.twitter.com/QGA4Wov9el
— ゴン@タダ働き企画中 (@GonYottela) 2018年9月7日
これは ゾンビーズ「The Way I Feel Inside」のカバー曲 を聴いてからハーモニーを作ってみましたが、完璧にマネしようとしたわけではなく、「だいたいの感じで再現しよう」というノリで作ったものです。
完全にコピーしようとするとものすごいエネルギーがいる上、おそらく完璧にはできないです(´Д` )
相対音感があってもできないこと(私の場合)
次に私のできないことを挙げてみます。
1音だけ聴いても音名がわからない
私にわかるのは「階名(ドレミ)」なので、絶対音感のように1音だけ聞いて音名(CDFとか)を当てることはできません。
シャープ・フラットの付いた音に弱い
曲の一部で「半音だけ下がる」なら大丈夫です。
- 「離れた半音にジャンプする」
- 「半音から半音にジャンプする」
- 「シャープ / フラットが2~3音続く」
とかだと頭が混乱して無理です。
たとえばドラクエのテーマ曲が苦手です。
ここまでは#が入っているもののギリギリOKです。問題は次!
と続きますが、途中からどうしても「ソラシド」に聴こえてダメなんです。
でも調自体は変わっていないので、続きは「ラシドレ~ララドド~シ~ラ~ソ~」とちゃんと聴こえます。
このように、変調フェイクや頻繁に変調がある曲だと階名がわからなくなってしまいます。
和音を聞き分けるのが苦手
特に歌のハーモニー部分やベースの部分などは、何度も何度も繰り返し聴かないとしっかり音がわかりません。
和音として強く聴こえてしまって、その中の1音の輪郭がぼやけている感覚です。
3音以上あると、その中から1音を取り出すのが難しいです。
音によっては2音でも惑わされます。
ピッチのズレにはあまり強くない
楽器のチューニングなど、基準の音と比較してある程度ズレているときはわかります。
ただしそれが微妙すぎると、どちらが高いか低いかわからなくなって混乱します。
比較対象がなく1音だけ聴く場合は、もちろんズレていてもわかりません。
楽譜を読むのが苦手
ヘ音記号は特に苦手でした……
相対音感とは関係なく、譜面を読む練習は必要ということですね。
うまく歌えるとは限らない
曲のドレミがわかるのとアウトプットが正確にできるかはまた別の問題ですね。
中学生の時に相対音感を自覚
多分一番古い記憶は、中学生のころだったと思います。
お遊びで、CMソングをリコーダーで吹いていました。
楽譜を見たわけでもなく、CMを耳で聴いて、ドレミに変換できていました。
楽器経験は幼稚園時代から
初めて触れた楽器はピアノで、幼稚園にいたときから小学校低学年まで習っていました。
おそらく相対音感への影響は大きかったのではないかと思います。
中学校時代:トランペット
大学時代:チェロ
その後、色々な楽器に触れてきましたが、どれも趣味程度でした。特にのめりこんで必死に練習したりはせず。
もっと頑張っていれば、相対音感の精度が上がったり、もしかしたら絶対音感が身についていたりしたかもしれませんね。
まとめ
- 相対音感の程度は人による
- 音名(CDF)ではなく階名(ドレミ)で捉える
- 変調に弱い(私)
- 和音に弱い(私)
- 楽譜に弱い(私)
以上、暇つぶしになったなら幸いです。
それでは、ゴン(@GonYottela)でした。
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